a-rのブログ

就職留年を経験した筆者が大手企業に内定するまでの経験を書いたブログ

就職留年した筆者が経験をもとに書くブログ

就職留年は不利なのか?実際に就職留年をしてみた筆者の経験談

f:id:Hurousyotoku:20200226195828j:plain

 

こんにちは、ア→ルです。

 

僕は実際に就職留年を経験し、悪戦苦闘しながら、東証一部上場の従業員3万人以上いる企業の内定を勝ち取りました。

 

自身の経験や当時、就職に関する本を50冊以上読破した知識を同じ境遇の方に少しでも共有できればと思いブログを書いています。

 

就職留年は不利なのか?

結論から言うと、就職留年は不利にはなりません

 

理由は3点あります。

1点目は、そもそも留年している学生の数です。 

2点目は、人事担当者の印象です。

3点目は、留年してしまった理由は後からいくらでも作れるからです。

 

以上の3点から私は就職留年は概ね不利にはならないと思います。

 

実際、私の就職活動でも面接で留年の理由について聞かれたのは1回か2回でした。

 

上の3つの理由を説明していきますね。

 

f:id:Hurousyotoku:20200226200045j:plain

 

留年している学生数 

 みなさん実際にパッと答えれるでしょうか?

 

実際に調べてみると少し古いデータですが慶応大学の2018年度 留年者数は1425人です。また、近畿大学の2019年度は1682人です。ざっと大きい大学だと1学年で1500人はいそうですよね。

https://www.kindai.ac.jp/files/about-kindai/overview/students/ryunen31.pdf

https://www.keio.ac.jp/ja/about/assets/data/2018-ryunen.pdf

 

思ったより多いと感じませんか?2019年の日本にある大学数は764なので、単純計算すると100万人になります。これは少し大げさかもしれませんが、事実かなり多くの学生が留年をしています。

 

私もそうだったのですが、自分の周りでは留年する人がいなかったので、日本で自分だけが留年するのではないか?とかなり不安になりました。

 

今思えば、なかなか友人であっても言いにくいことなので、私を含めて誰にも打ち明けずに留年している人が一定数いるのだと思います。

 

人事担当者の印象

新卒採用を行っている企業の人事担当者200人へのアンケートがあったので参考にします。結論から言うと

・ネガティブな印象を受ける13%

・ポジティブな印象を受ける39%

・ケースバイケースである48%   という結果でした。

 

f:id:Hurousyotoku:20200224202009j:plain

出展 https://journal.rikunabi.com/p/advice/26602.html

「ネガティブ・どちらかと言えばネガティブ」と回答した担当者のコメント

  • 「事情を聞かないとなんとも言えないが、空前の売り手市場の昨今において、就職留年をしているというのは、単純に良いイメージは持てない」
  • →しっかりとした理由を話せればネガティブな印象を変えられる
  • 「明確な理由、目的があればいいが単に就職先がなかったためでは説得力に欠ける。就職留年している間にバイトで稼ぐ、資格を取得するなど努力と成果があれば、好評価につながるが、なかなかそういった人材には出会えない」
  • →留年期間中の行動が大事。人事が納得して貰える経験をとりにいく

 

ポジティブ・どちらかと言えばポジティブ」と回答した担当者のコメント

  • 「熟慮して受けに来ているから」
  • 「その企業に就職したいがために留年したという執念が見える」

こういったポジティブに捉えてもらえる人事もいます。数字的にはネガティブよりポジティブに捉える人が多いみたいです。

 

「ケースバイケース」と回答した担当者のコメント

  • 「留年期間中をどのように過ごしてきたか(資格取得などスキルアップに努めたか、希望職種の現場経験を積んだか、など)によっては、むしろ評価が高まる場合もあり得る。無論、その逆は問題外」
  • →上手く活かすことが出来れば、留年理由をPRにも使うことができそうですよね。
  • 「就職留年しているにもかかわらず、第一志望の業界ではなく妥協して受けに来る場合がある。そういった方は、定着率が悪く、希望した業界の募集があれば転職してしまうケースが多々ある」
  • →面接の中で、留年の理由を他企業が本命だと言ってしまうと志望度が低いとみなされるので受かる確率は低くなる。そこは本音と建前でしたたかに挑もう。

ネガティブだと感じる人は一定数いるものの、留年の理由や・留年期間中の行動をしっかり行えれば、印象を変えれそうですよね?

留年した理由 

ここが一番大事だと思います。留年を決めて次の就職活動まで何もせずにダラダラしていると、1回目の就職活動よりも厳しい結果になると思います。

 

というのも、留年の理由を聞かれた際に説明ができる理由が無いと

・失敗から何も学べない人材

・主体性が無い人材

と思われてしまい、なかなか内定まではいかないでしょう。

 

留年の理由は他の選考者にはない自分のPRとして使うことも出来ます。

むしろ、面接では理由を聞いてほしいと思えるようにPRできる理由を設計していきましょう。設計というのがポイントで、本当の留年理由を言わなくても良いということです。

 

本当の理由で受けが良いのは

・海外留学/短期の海外インターン

・理系の学部で研究に明け暮れて

・やりたいことができて一年休学や留年した  等です。

 

 実際、私は自分のやりたいこと探しにはまってしまい。最初の1年目は就職活動がほとんど出来ませんでした。

次の年に就職活動をすることになるのですが、本音のありのままを言っても、「考えて行動ができない人材」と判定されると考え理由を作る行動をしていました。

 

そして、理由を作り就職活動に挑みました。もちろん苦労はしましたが、大手企業から3社内定をもらい無事に就職活動を終えました。また、就活塾にも入って就活仲間を作って活動していたのですが、仲間の留年生も軒並み大手に入社していました。

 

私の経験から言うと、悔いが残るなら就職留年もありだと思います。もちろん、お金や時間、精神的ダメージを伴いますが、後悔しながら社会人として働くよりもマシだと私は思います。

 

そして私は一部上場の従業員3万人以上の企業に入社し、今に至ります。

あの時は本当に辛かったけど、乗り越えてみて、あの時に頑張って良かったと思います。