シン・ニホンについて ー雑記ー感銘を受けた本ー
こんにちは、ア→ルです。
僕は実際に就職留年を経験し、悪戦苦闘しながら、東証一部上場の従業員3万人以上いる企業の内定を勝ち取りました。 自身の経験や当時、就職に関する本を50冊以上読破した知識を同じ境遇の方に少しでも共有できればと思いブログを書いています。
こちらでは、感銘を受けた本について記載していきます。
時間がある方に読んでもらえたらと思います。もし時間が無い方はこちらの動画で中田さんが解説しているので見て頂ければと思います。
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中田さんの解説動画
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この本はどんな本なのか?
著者は安宅和人さんです。東京大学大学院生物化学専攻→マッキンゼー→イェール大学脳神経科学プログラムに入学され、現在ヤフーのCSOをされている方です。この本は現状の日本の立ち位置を数字をふまえて記載しています。詳しくは本を読んで頂きたいのですが、現状を画像で示すと著者曰く、
日本は黒船が来襲された時と同じ状態だという事です。ビックリですよね?笑
多くの日本人はこのような危機感は無いと思います。そのような立ち位置からどのようにこの状況を打破していくのか?が記載されています。
あと、その打破するにあたりAI ×データの利用が特筆されており、その周辺知識が身につくような本です。
では、紹介していきます!
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AIとは?
世間でAIとよく聞くようになりました。多くの職業がAIに取って代わられると危機感を持っているのでは無いですか?
著者の見解では
正しいAI = 計算機 × アルゴリズム × データ と示されています。
つまり、実測できるデータがあり、それを計算できるアリゴリズムが無いとAIは使えません。ドラえもんみたいに何にでも出来るAIはできません。
全ての職が無くなりはしないですが、AIが強い分野と弱い分野があり、AIが得意としている予測・データ処理をしている人は職を失う可能性もありうるという事です。
AIについては私自身が営業職であり、取って代わられる?かもと思い色々本を読み調べたので別記事にまとめます。
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AIの実用例
これから様々な分野でAI化してきます。色々な分野でネットが侵食したように。
<アパレル>
<小売>
レジがいらない店舗、amazon GO
<農業>
ビル内でLEDで植物を育てる。 どこでも野菜を育てることが可能に。
・日本の生産性は諸外国の中でも最低ランク。かなりの無駄が残っている。
→ 逆にいうと、海外でも出来ている効率性を上げるとかなりの改善が見込める。
・格差の広がり。現在、日本の3分の1の世帯(一人暮らし除く)が貯蓄なし。
→十分な教育を受けさせる環境を整えて、ここの世帯の才能を引き上げる。埋もれている才能がかなりある。
・定年制度で一定の年齢になると仕事を辞めざるをえない。
→意欲ある能力がある方は働ける環境を整える。65歳以上人材の活躍。年金対策や人材不足の対応。
・科学技術の衰退
日本の大学のプレゼンスがずっと低下している。また、未来への投資であるAIを扱える人材の育成が出来ていない。 大学は滋賀大学にあるデータサイエンス学部だけ。学生と教授に対しての予算が話にならない。博士号が日本だけ減少の異例事態。AI化への対応
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価値の産み方が変わった
価値を生むパターン3つある。
1スケール化
2刷新
3創造
今までは資本を多く投資して大量生産を行い、スケール化するのが普通であった。
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日本の未来を変えるために
・リソース配分を変える
国の様な行政機関が取り組む中でROIが高いのは人材開発と技術 開発。
・AIのフェーズ2で世界を圧倒する
データ×AIの段階は3つある。日本は昔からフェーズ1を作ったことがない。フェーズ2. 3で上手く利用して世界を席巻した。高度成長期と同じようにフェーズ2で上手くあらゆる分野でAI化を進め、世界を圧倒する。フェーズ3ではデータ×AI“を活かす分野が大切になってくる。 日本はあらゆる分野のレベルが高い国の一つなのでチャンス。
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未来=夢×AI×デザイン
・これからは創造できるコミュニティ、人、 企業が影響力が強くなっていく。
異人を良しとする環境が大事。できることとして、軍事教育のなごりである前をならえ、気をつけ。 を廃止していこう
・ヒューマンタッチ
AI時代には人にしかできないことがより重要になってくる。 サービスとして人の誠意などが大事になってくる。
分厚い本ですが、かなり良い本で感銘を受けたので一人でも多くの人に読んでもらいたいとブログを書きました。日本をこれから立ち直させるために是非、本を読んで見てください!
安宅和人さんがどういった思いでこの本を書かれたか?